取立山BC

日程:2008年11月23日
山行お仲間:7名パーティー

お金のとりたてではありません。
とりたて、もぎたての林檎でもありません。
獲りたての魚でもありません。

山です。
取立山(1307m)です。

白山から南西に約30`に位置する山です。

本当は11月23、24日で立山へ行くはずだったんだケド・・・
立山は連日の荒れ模様。
連日の立山バスの運休・・・
そして予報は、やっぱり悪天候。

強行で扇沢から登ると言う意見もありましたが、
ここは大事をとって、違うところへということに。
で?行き先は?

聞いたこともない山、取立山だそう・・・

福井、金沢エリアの雪山を登っては滑りまくっておられるカリスマスキーヤーのページで
取立山がパウダーだったとの情報から、ここに決まったらしいです。


朝、8時半近くから登り始めようとした途端・・・
あ?雨っすかぁ?
結構な勢いで降ってきた。

でも暫くすると止んだので、登ることに。

しかし、そのあと、降ったり止んだりの繰り返しだった(涙)


☆登山口付近



☆こんなとこに電話ボックス?!

これは電話ボックスのような登山届を入れるBOXなのです。



☆7名パーティー結構な団体です


頂上までは標高差600m。
すぐだと思ったら、ずっとなだらかなので全然標高が稼げない。
あと、120mってところからがやたらと長かった。




☆ブッシュの中を行く


頂上に近づくにつれて、どこもかしこもブッシュだらけ。
あれ?通常、頂上付近はオープンバーンで最高なのでは?

そう、積雪量がまだ少なすぎて、ブッシュだらけなのです。

すなわち・・・

滑るところ・・・ありません。

すなわち・・・

来た道をもどらなければなりません

すなわち・・・

自分達がつけてきたたった1mにも満たないくらいのトレースの後を戻らなければなりません。

此れ、すなわち・・・

ボブスレー?!

はい、ターン何ぞはできません。
直下るのみです。




☆登頂




☆記念撮影




☆登頂時は視界が悪かったが・・・




☆しばらくすると光が差してきた!




☆こんな感じでボブスレー

ここは、サイドも滑れるけどね。
もう少し下に下ると右も左もブッシュで、この幅の溝を通るしかありません。




はい、直下り下山の開始でございます。
なだらかなところはいいけど・・・

どんどんスピードは付いてくるし、行きなり落ち込んでたりするし、
しかも、ブッシュがループになっていたりして、そこに板をくぐらせてしまったら、
けつまづいて、顔面コケしちゃうよ〜(><)

超素早い危険予知が求められます。
ム〜リ〜(−_−メ)

ちょっと滑っては横にそれて減速したり、
狭いブッシュの間の新雪を無理やり滑ったりして
何とかブッシュエリアはクリアしました。

みんな四苦八苦。
そこらじゅうでこけてました^^;
みんな怪我がなくて良かった・・・


そこから先はひたすらスーパー林道。
といっても、スキー場のように通りやすい林道ではありません。
雨上がりで雪は重たいし、ピステンもかかってないし、
思うようにターンがきれません。
いきなり鋭角のカーブにもなってたりします。

ボブスレーよりはましだけど^^;



☆唯一見えた晴れ間




☆電話ボックス付近


この電話ボックスの少し上だけ、開けたところがあって、
雨上がりの重〜い新雪を堪能(?)しました。

ここだけ少し楽しかったかな。


思いがけない初すべりとなりましたが、
これはこれで結構面白かったんでOKです。

シールで歩く感覚も戻せたし。

この山は、1〜2月のトップシーズンはかなり滑りやすいらしいので
また来て見たいな。


さぁ、これからシーズン幕開け。
今年はどれくらい行けるかな?





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