【2日目:念願の恋焦がれた夢の世界、雲の平へ】
行程:薬師峠キャンプ場〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜アラスカ庭園〜奥日本庭園〜雲の平山荘〜雲の平キャンプ場
2:30 目が覚める
3:00に目覚ましをセットしていたけれど、早く目が覚めた。
もう寝れそうになかったので、お湯を沸かしてスープを作り、パンを食べた。
昨日の夕飯の時間が早かったからか、お腹が減ってた。
食べ終えて・・・
テント撤収の気分になれない。
なんだか、とてもおっくう。
そして、ふと思い出した!☆
『昨年の連休は、まっぴ〜とバントくんと剱岳に行ったっけな〜
ホント楽しかったな〜♪♪
そう言えば、朝食食べて二度寝したっけ(笑)』
で、また思い出す☆☆
『あの二度寝・・・結構気持ちよかったな〜♪』 (^^ゞ
そしてふと横になってみた・・・ら!!
しっかり1時間熟睡してしまった・・・あちゃ〜!見事に二度寝^^♪
その頃にはもう回りはガサガサしだしていた。
薄明るい中、テント撤収完了。
5時目標だったけけど、ちょっと遅れた。
今日はいよいよ!!
念願の雲の平まで〜〜〜♪♪♪
レッツゴー☆
5:35 薬師峠キャンプ場 出発
☆おはよう!黒部五郎岳
4日目に会いましょう。
☆ちらっと見えた槍ヶ岳もおはようさん
太郎平小屋付近で朝焼けが綺麗だったので
一眼を取り出して撮影してみる。
早朝から大勢の人がいそいそと準備を始めている。
それを見て何だか自然に焦りを感じてくる。
テン場の確保・・・
今日の雲の平には双六方面からも人が集まるだろう・・・
「ゆっくり行けばいいや〜」
っていう気持ちの余裕があまり持てなかった。
6:35 太郎平小屋出発
薬師沢へ向かう道
真ん中が太郎山。その左奥が黒部五郎岳
振り返ると太郎平小屋。
色づき出していて綺麗です。
たまには記念撮影・・・ (^^ゞ
薬師沢に向かってどんどん下っていくと薬師沢中俣の渓流が。
そしてそのほとりの日陰になっているところは、こんな風に霜がおりていました。
わ〜きれい☆
なんて思って歩いていると!
ツルッ!!
霜がかかった木道、半端じゃなく恐いです。
この川に渡された橋もしっかり霜がおりています。
こえ〜〜(*_*)
滑って川に転落したくないので、橋を渡らず川の岩を跳んで渡りました。
そのとき、一人の女の子が通過。
このとき、彼女は私に、
『つるんつるんですね』
ではなく、
『とぅるんっ、とぅるんっですね!』
と言って、ニッコリ笑って去っていったのです。
何故かこれが私にとってはツボにはまってしまい、
しばらくクスクス笑いながら歩いた。
もうそこらじゅうで紅葉が始まっていて、
みんなの足を止めていました。
黄昏〜
針葉樹もなかなか良いです♪
こんな道とか・・・
こんなところをひたすら進みます。
わ〜!
すっごい紅葉が深まった〜!!
と思ったらサングラスをかけていたのを忘れていました^^;
しかし、歩けど歩けど薬師沢小屋に到着しない。
まだかまだかとひたすら歩いていると、
小屋は下方にいきなり姿を現した。
8:45 薬師沢小屋 着
(休憩30分)
ここで、先ほど『とぅるんっ、とぅるんっですね!』と言った彼女と再び会い、少しお話する。
少し食事を取って小屋横の吊橋を渡り、雲の平への急登に向かう。
結構、私、どんな吊橋も平気だけどここの吊橋は
ご覧の通り、下が網で張っているわけでもないし、横もスカスカなので
足を一歩踏み外せば余裕で転落しそうなのでちょっと怖かった。
吊橋を渡り、高天ヶ原への分岐を越えると
イヤラシイ急登の始まりです。
黙って黙々と登ります。
10:50 木道末端
ここから木道が始まった。
木道末端から少し行くと、徐々に視界が開けて、
雲の平・・・そう、夢の世界の序章がはじまった。
広い休憩所(?)があったので、
ここでザックをおろすとともに倒れこんで15分休憩。
11:20 アラスカ庭園
アラスカ庭園が見えてきて、急に視界が変わったとき、
感動のあまり、
『ひゃ〜〜〜♪すご〜〜い☆』
と声を発してしまった。
すると、そんな私を見て、ニコっと笑った小柄な女の子と目が合った。
きっと、彼女がここに到着したときも、同じ気持ちだったんだと思った。
目が合ったついでに、「シャッター押してもらっていいですか?」とお願いした。
☆水晶岳が見えてきた
この小柄な女の子も単独なのだそう。
今回の山行、単独女子多いです。
☆水晶がどんどん近づいてくる
☆こっちからの笠ってこんな風に見えるんだね
☆槍もちょこっと顔を出してこんにちは
360度山に囲まれたこの絶景をカメラに収めるのは実に難しい!
何故って?
平らすぎて!広大すぎて!
写真1枚には収まらないからさ☆
☆奥日本庭園
正面少し左に祖母岳(ばぁだけ)
その奥の尖ったのは祖父岳(じぃだけ)
ゆーーーっくり歩いて楽しみたいくらいの
本当に素晴らしいところです。
13:05 雲の平キャンプ場
雲の平のキャンプ場、広いようで石がゴロゴロしていて、
石の埋まっていないスペースは少なかった。
それでもなんとかマシな場所をさがして、
ロープ横の黒部五郎がまん前に見える
スペースが空いていたのでここにすることに。
ねぇ、ねぇ!
とりっぴ、うりちゃん!
ここって、
とりっぴ&うりちゃんが張ったところ〜?
私がはっぴーくんの撮影会をしていたら、
近くのおじさんたちが、
「それはお守りかい?」
と聞いてきた(笑)
テント幕営後、軽荷で祖母岳(ばぁだけ)に行こうと思っていた。
でも、フラフラと立ちくらみが治らない。
頭に血が通っていない感じ。
そして異常なほど水が欲しくなる。
飲んでも飲んでも飲み足りない。
とりあえず一番近いスイス庭園まで行ってすぐにテントに帰ってきた。
テントの中は暑いので、外の大きい平たい岩を見つけて、
靴も靴下も脱いで、小一時間横になった。
普段はこんなこと恥ずかしくてあまり出来ないほうなんだけど・・・。
少し横になるとある程度ましになった。
再び水を汲みに行くと、昨日出会った新潟からのパーティーの方が手を振っている。
せっかくなので、そっちの方へ向かうと焼酎をご馳走してくれた。
喉が渇いているときに焼酎??
って思ったけど、これがとっても美味しくて元気を取り戻させた。
(やっぱり呑助だ・・・)
水晶岳が赤く焼けるかもと聞いて、スイス庭園の方へ向かい
日入り前にカメラをセットした・・・が・・・
あまり赤く焼けませんでした〜
再びテントに戻って、夕飯食べて、
体力も消耗してきているし、肩のもつ時間の間隔も狭くなってきているから、
明日はやっぱり水晶岳やめとこうかな〜
なんて考える。
新潟パーティーの方々がまた夜も飲みに来てねって言って下さっていたので
再びお邪魔した。
ドームテントの中の温かいこと!
私のテントの中は寒いので本当に心地良かった。
はたまたこの呑助、焼酎をご馳走になりました。
美味しい焼酎、楽しいお話、どうもありがとうございました☆
この新潟の方々、本当に気さくで愉快な方々でした。
「新潟望遠」、素敵な山岳会です☆
楽しくお話して、体ポカポカで自分のテントに帰る。
20時くらいから少し星を流してみた。
が、カメラの前をヘッデン付けてウロウロしている人がいる。
なんで???
カメラの向こうはロープの外だよ。
ヘッデンが向かう先を見てみると、ロープの外にテントが張られていた。
これではあのテントの中の人がトイレに行くたびにカメラの前を通られることになる。
こんな計算外があるものか?
腹立たしい気持ちにも少しなったけど、
張るスペースがなかったんでしょう。
これもシルバーウィークだから仕方ないのかな。
それはよしとして、そのテントの人たちは9時を回っても大声で騒いでいた。
そっちの方がマナー違反です。
20:30頃 就寝
おやすみ〜(ρд-)zZZ
体はポカポカだったので、すぐに眠れた。
でも、夜中に寒くて何度か目が覚める。
1時ごろに目が覚めてからはもうなかなか寝付けない。
しかも、微妙な傾斜や石ころが余計に気になる。
寝付けないまま、ゴロゴロしながら朝を迎えた。
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