白山方面(しかり場分岐)BC
(1549m)
日程:2015年2月21日
山行お仲間: 茶さま、魚さま、ロボ
≪行程≫
白山一里野スキー場〜(ゴンドラ)〜山頂駅
〜加賀新道〜しかり場分岐〜檜新宮参道(ハライ谷東側尾根)〜途中1115m地点近くの枝谷からハライ谷方面へ
〜鉄塔のある尾根まで登り返し〜白山一里野スキー場
本当は次の日に予定していた山スキーですが、
その日もまたまた随分前から曇りと雨予報。
しかも気温が高くなるため、標高あげても雨っぽい。
土曜日の天気は保証されたかのような晴れ!
この晴れ間、日曜にずれこまないかなぁと思っていると、
みんなの都合がうまい具合に土曜にズレた!
(来れるはずだった主将さまが急な仕事で
来れなくなったのは残念だったけど・・・)
悩んでいた行先も良い方向に悩ましくなる。
向かった先は白山方面のしかり場分岐。
茶さまも魚さまもはじめてのところ。
ネットで調べてみると、このコースで穴に落ちた人が数人いる。
ちょっとそれがこわいなぁと思いながらも、
景色は良さそうだし、お天気も保証されているし、
ワクワクで出発!
車中で結構寝かせて貰って、
ゲレンデに着いたころにはもう明るかった。
日も長くなったなぁ〜
空は雲一つない青空!
こんなお天気久しぶり。
こんなピステンかけたけの斜面もぶっとばして滑りたいなあ、、、
ゴンドラ片道券(500円)を買って
山頂駅へ行きます。
茶さまがスキー場に届を出しに行ったとき、
届の履歴では前回入ったのは1月とのこと。
もしかしたらトレースなしか。
山頂駅すぐ上のところからスタート。
8:20 出発!
私達の出発直前に2人ほど先行者あり。
ベテランさまの雰囲気を漂わせておられた。
ひやぁ〜♪
一生懸命登って、絶景といういつものパターンではなく、
既に絶景。
お天気いいから余計にね。
魚さまの背びれも映えています☆
こんな尾根をひたすら。
左に行き過ぎると雪庇が崩れそうで怖い。
先行者お二人が休憩しておられたので、少しお話し。
地元の方。
このコースは何度か来られたことがあるそう。
「間違っていたら後ろから指示してあげるよ」
との頼りになるお言葉でラッセル交代!
先頭、魚さま!
いつ振り返ってもいい感じ。
このコースは起伏が激しく、、、
登ったり下ったりを繰り返す。
うーん、シール歩行はいいけど、滑走はしたくないな。
ラッセル交代!
茶さまの力強いラッセル。
一番雪が深くて急なところだったかもしれないですね。
ありがとうございます。
その後なだらかになってから、
私がラッセル代わるも、コース取りがよく分からなくて
魚さまにすぐ代わってもらう。
先頭ってあまり行ったことないもんな、、、
魚さま、やっぱり早いね。
動物(カモシカさん?)の足跡沿いに行きます。
すぐにこんな差が、、、^^;
魚さま早いです。
今日もとってもいい感じ♪
しかり場分岐らしきところが見えてくる。
でもやっぱり一旦下っている・・・
魚さまにラッセルしてもらって、
私はこんな風に前をパチリ、後ろをパチリ
していると、
「ロボ!お前さんが一番息が切れていない!ラッセル交代!」
と言われて、ラッセル交代!
またもやしばらく頑張ってみる。
やっぱりカモシカさん?!
上品な足跡。
この足跡が登りやすい方向へと導いてくれた。
でもカモシカさん、ヤブの中を行くんだよな〜
そのままヤブの中を入ったり、
急にさけたり、変なコース取りになってしまってスミマセン(汗)
うわぁ〜、最高です!
色々撮ってばかりで先に進めません(笑)
茶さまももいいところ歩いています♪
(魚さま撮影)
ヤドリギ、気持ち悪いなんて言わないでください・・・
私のホームページのトップはヤドリギなんですから・・・
離れてみると綺麗ですよ☆
多分、あとちょっとなんですが、
ラッセルだいぶ疲れたので休憩させてください〜
景色のよく見えるところで一旦プチ休憩☆
茶さま、「これは見たことのない景色や〜」と終始感動!
すると後ろから見守って下さっていたお二人が追いつき、
先に行って頂く。
休憩後は茶さまが先頭で。
飛行機雲。
あ、雲一つなかった空に徐々に雲が出てきた。
明日はやっぱりお天気崩れるのね。
綿菓子♪
ここを越えれば!!
うひょ〜!!絶景です!!
11:20 しかり場分岐
白山の剣ヶ峰は見えていない。
真ん中の一番奥に見える台形状のは大汝峰。
その右手前三角の山が七倉山、かな。
右に続く尾根を行けば長倉山。
前日に、
「時間に余裕があれば長倉山まで行きません?」
と言ってた私。
思った以上に痩せ尾根で・・・
こんな雪庇でっせ。
尾根の右側もどうも歩きづらそう。
事前に見た私のサイトで白山1DAYで行った人がいたので、
そこまでくらいは足を伸ばせるのかな、と思ったら、
こんなところはシールでは到底歩けませんね。
後で知った話ですが、その1DAYされたお方は
その道のとんでもないくらいの超人らしいです。
参考にするページを間違えました、、、
いつまででもこの景色を眺めてたいですね〜♪
しかり場分岐で先ほどのお二人とお話。
聞いてみたところ石川県の有名な山岳会の方々。
急坂もシールつけたまますーいすい。
あっという間にあんなところまで。
しかり場分岐から伸びるハライ谷東側へ続く尾根を
滑走可能ポイントまで歩く。
ここで軽めの休憩。
絶景ポイントで長めの休憩を取りたいところですが、
初めてのコースなので慎重に行きます。
はい、滑りますよ〜。
日差しが強いので私は完全ガード。
気持ちのよいパウダーです♪
さぁ、本格的に滑ろうという斜面の手前。
魚さまのすぐ前にスーッと伸びる線が見えます。
これがこの直後、魚さまに襲い掛かります。
茶さまと私がこの写真を撮っているポイントまで下りてきたとき、
「茶さまー!茶さまー!」
と叫び声。
(※注意※ 実際は、実名を叫んでます。)
振り返ると、魚さまの姿がどこにも見えない。
先ほど見えた線は亀裂でその下には大きな穴があったのです。
その雪が崩れて大きな穴にハマってしまわれた魚さま。
一人になって脱出できなかったら、、、
という恐怖心から必死の叫び。
良く見たら左下にも空洞の存在を知らせるような穴がいくつか。
こわ〜〜〜
写真は自力で這い上がってこられた魚さまの姿。
すごいですね。
私だったら自力で脱出できないかも。
何とか無事生還。
私も滑るのがちょっと怖くなる。。
しばらく行くとブナ林。
ヤブが濃くなったり、ちょっと登りになったり。
地図では単純に見えるものの、
ものすごく分かりづらい。
でも、いい斜面は逃さず楽しみます♪
ちょっと重たいけど、、、
まだまだ気持ちのよいパウダーです♪
警戒しながらも、、、
攻めております!
東向きの斜面は日が当たって雪が相当重たくなっている。
で、西向きの斜面に移動しようとトラバースしようと思った魚さま。
またもや・・・
穴にハマる。
今日はツイてないですね。
この谷あいをしばらく下りて、、、
左にトラバース。
あの起伏を乗り越える手前で止まってしまった。
写真では何ともないように見えますが、
止まった場所から右を見下ろすとかなりの急斜面。
雪崩は人的要因で起きますから、、、
ここで崩れれば私も一緒に崩れて落ちます。
そぉ〜〜っと、振動を与えないように進みなんとか乗り越える。
あ〜怖かった〜〜
あ
ハライ谷の下流付近に合流。
やれやれやれ〜
途中の谷を下りないで、もうちょっと尾根沿いに行けば
こんな素敵斜面を滑れたかも?
ここから少し下でハライ谷を西岸へ渡って、
あとは左、左へとトラバース。
先ほどの山岳会の方のありがたいトレースを使わせてもらって
登り返し。
ホント、こんな穴ぼこがいっぱいです。
穴ぼこは木があるところだけとは限らない。
トレースのところにも既に亀裂が入っている。
下は空洞の存在を思わせる色。
そ〜っと通ります。
ここを越えれば、もう登りはなし。
あとちょっと!
鉄塔のある尾根まで登りました〜
おつかれさまです☆
ここでまた先ほどのお二人に出会う。
おススメのお蕎麦屋さんや温泉を尋ねる。
行こうと思っていた温泉よりやすくていいところが
新中宮にあると教えてもらう。
是非、そこへ♪
最後にお礼を言って、私たちは待ちにまった・・・
長めの休憩、レッツ♪
ようやく安心して休憩できます。
空はすっかりどんよりしてしまったけれど、
無事にここまで帰って来れて良かった。
魚さまの魔法のザックからは色んな食べ物が登場します。
沢山ご馳走さまでした♪
登り返しのとき、そして休憩のとき、
2〜3回、すごい雪崩の音が聞こえる。
見えるところではなかったけれど、
気温上昇して至る所で雪崩ている模様。
沢山食べて、沢山しゃべって、沢山休憩したところで、
残すは無事に車まで戻りましょう。
最後の滑走です!
あれ?
あれれ?
みなさま、もう疲れました?
疲れましたよね〜
私もへとへとです。
神経も使いましたからね。
御前岳前衛より断然疲れました。
15:15 スキー場駐車場(下山)
お疲れ様でした〜!
下山後、教えて貰った温泉へ。
すると、先ほどの山岳会のお二人が、
もう温泉から上がられてソファーに座っておられた。
本当にお世話になりました。
安くて綺麗でほどよくすいてて
いい感じの温泉でしたね。
そして、蕎麦屋さんを探していつもの
ノンアルコールビールのかんぱ〜い☆
そしてお蕎麦♪
今回、3人ともの初めてのルート。
茶さまさえ行ったことのないルートを行くのは初めてじゃないかな。
天気は最高だったので、ワクワクはしたけれど、
どことなく気が常に張っていて緊張状態でした。
全員初めてということと、穴にハマらないかという不安もあった。
山岳会の方がおられたおかげで、
緊張は半減したけれど、もし私たちだけだったら?
と茶さまに聞くと、
「+2時間くらい?だったかな?」
とのこと。
それはそれで達成感があったのかもしれない。
ただ、分かりにくいところが沢山あったので、
素晴らしいお天気の中、楽しめてそこそこの時間で下りてこられたのは
あの方々に会えたお蔭であり、ラッキーでした。
帰りの車では終始、ロッケンロールの授業♪
あなたはヘビメタ派?
それともパンク派?
茶さま、内田裕也はどっちですか?
今回も素晴らしい山行をありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします(^ ^)/♪
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